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蜜蝋の魅力について

まだまだあまり知られていない蜜蝋鋳造の魅力を少しご紹介します。

正式に「蜜蝋鋳造」という言葉があるのではないのですが、
つまり
蜜蝋が入ったワックス(蝋・ロウ)で作った原型を鋳造したもの
というちょっと一般の方には、わかるようでわからない
う~んというものになってしまいます。

そもそも「原型って何?」って方もいらっしゃるかもしれません。
ではまず、「鋳造」という言葉ですが、
これはなんとなくわかっていただけるかと思います。
金属を溶かして、型に流しこむ技法のことです。

この金属が、プラチナであったり、ゴールドであったり、
シルバーであると貴金属のアクセサリーになるわけです。

そのもとがたのことを原型(げんけい)といいます。
ロウで作り、周りを石膏で固めます。
この石膏は、耐火性のものです。

固まったら、窯に入れて徐々に温度を上げ、3時間ほど熱します。
その原型はロウなので、溶けて流れ、原型の形そのままの空洞が出来ます。
そこに溶かした金属を流し込むわけです。

水とは違い、いくら溶けているとはいえ、簡単に型に入るわけではないので、そこが難しいところでもあります。
金属に置き換えられた形(金属)は、石膏を壊さないと取り出せないので、それは世界にひとつだけのものになるわけです。

※詳しくは、こちらから
「鋳造について」で写真入り詳しくで解説しています。

長々と説明してしまいましたが、わかっていただけたでしょうか?
その原型をつくるロウの中に、蜂の巣のロウである蜜蝋が入っているのです。蜜蝋だけでなく、松脂(まつやに)も入っています。
でも、それを総称して蜜蝋という呼び方をしています。

蜜蝋の魅力は、なんと言っても細かい引き目模様
計算してこうしようと出せるものではなく、
その日の気温、それを扱う人の体温などいろいろなものが影響するとてもデリケートなものなのです。

この蜜蝋、形を作るのが難しいだけでなく、鋳造にも神経を使います。

せん彫金工房の特色でもある蜜蝋のジュエリー。
とてもきれいな蜜蝋の線が出ています。
流れるようなラインの表情の不思議さにいつまで見ていても
飽きない深みを感じていただけると思います。

細かい引き目模様のところが蜜蝋です
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せん彫金工房のショップサイトには、蜜蝋の作品がたくさん載せてあります。
どうぞ、ご覧ください。
ショップサイトにはこちらから

2010-12-26 | Posted in at AtelierNo Comments » 
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