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リュートのペンダントトップ

リュートをご存知ですか?
去年の秋にオーダーのお話がありまして、どのようなものかがはっきり分からず、いろいろと検索しました。

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この絵の楽器なのですが、日本で言うと「琵琶」のような形で、よく見ていただくとわかりますが、
ネックからヘッドにかけて、直角に近い感じで曲がっているのです。

検索してみると、いろいろな形があるようで、ネックからヘッドの部分は、どうもギターなどのように
まっすぐよりも曲がっているものが、いわゆるリュートの形らしいのです。
さらに、弦が多い。24本。(リュートの種類によっては、いろいろありもっと多いものも)

楽器は、いろいろと作ってきたので、写真さえあれば、なんとかなるかなと・・・

そして、オーダーは、その方が譲り受けられた指輪の石を使って、

・リュート(斜めの感じ)
・石 10mm×15㎜
・ペンダント
・大きさは5cmぐらい
・枠はできるだけない方がよい

という条件で作りだしました。

楽器は、いつもワックスで作ります。
鋳造ですね。

※鋳造については、こちら

ただ、リュートの特徴の前面のロゼッタ彫は、ワックスで作るとシャープさが出にくい。
なので、ベースを作ってから、表面に模様を抜いた板を張ることにしました。
リュートの裏の丸い部分は、今回はあまり見えないので、ペンダント全体が重くなりすぎないように
するために全部は作らないことに決めました。

結局、周りの枠は、リュートを斜めにするので、どうしても必要。
それと石は、全体の形からすると大きめなので、デザイン的な面の考慮と石は爪で固定するので、
強度の面でも周りがあった方がよいと思い、「枠」は作ることにしました。

枠と言っても、額縁のようなかっちりしたものではありません。
全体を引き締め、かつ流れのあるもの。

リュートは楽器ですので、やはり音楽のゆったりした感じを出したかったので、
ここは、「蜜蝋」の出番です。

ロゼッタ彫は、リュート自体が小さいので、のこ歯のピッチも小さいもので切りました。

FullSizeRender


左側が普段のサイズ。
右が細いものです。

そして、出来上がりがこちらです。

DSC_0004

まず、出来上がったものを見ていただきました。
すぐにメールをいただきました。

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ありがとうございます! 写真を見たら、さすがプロのお仕事、すごく素敵で感服しました。
アクセサリーらしく華やかで石も映えていますね。やっぱり石も表で見えている方がよかったですね!

お忙しい中、難しいことをお願いしてしまいまして申し訳ありませんでしたが、こんなに素敵な
オーダーペンダントができたことはほんとに嬉しい限りです。早く実物見て着けてみたいです。

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そして、お送りしたら、早々にメールをいただきました。

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ペンダント届きました。すごく素敵で、先程からじっと見入るばかりしています。
ボディの質感もいいし、ロゼッタ彫りのところも美しいし、ネックのところも石の両側の彫りのところもいいですね
(ここに彫りがあるのが華やかでいいですよね)! 
きっとロゼッタ彫りをいろいろお調べになってどういう柄にしようかとか、細かいところにご苦労されたことでしょう。
ボディの裏が蜜蝋というのも枠と重なってきれいなラインになっていますね。

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思い出の指輪の石が、また新たに活躍して、お客様に喜んでいただいて、
作り手として、嬉しい限りです。
リュートも新しくレパートリーに入ったので、今度はふくろうに弾かせてみたくなるかもしれません。
また、新しい提案で、自分の世界がひろがりました。
Mさま、ありがとうございました。

2015-02-09 | Posted in OrderNo Comments » 
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